こんにちは。
整体サロンnatura 院長の平山です。
当院には頭痛、肩こり、めまい、起立性調節障害など様々な方が来院されます。
問診時には必ず歯科矯正をしたことがあるかをお聞きします。
なぜかというと歯科矯正を境にこれらの症状を引き起こしている事が非常に多いからです。必ずしも全員がそうなるわけではなく、歯科矯正がきっかけになってこれらの症状を引き起こしやすい人がいると考えています。
インターネットで【歯科矯正後 体調不良】などで検索すると様々なケースが出てきますし歯医者さんがそのような注意喚起をしている文章も見つかります。
歯科矯正が悪いといいたいのではなく、矯正後に何かしらの体調不良があればそれが引き金になっている可能性があることを伝えたくブログを書いています。
今回は、なぜ歯科矯正後に頭痛、肩こりなどの痛み、倦怠感、めまい、起立性調節障害などの体調の変化が起こることがあるのかをオステオパシーの視点も交えてわかりやすく解説していきます。
歯科矯正で体調が崩れる理由とは?
1、顎の位置と姿勢の変化
矯正で歯並びが変わると、「かみ合わせ」や「顎の位置」も変化します。
顎の位置がわずかにズレると、頭の重心バランスが変わり、首〜肩に負担がかかりやすくなります。
- 首・肩の慢性的なこり
- 後頭部の重たい頭痛
- 目の疲れ、集中力の低下
などが現れる方もいます。
2、顎関節と自律神経の関係
顎の関節や筋肉(咬筋・側頭筋)は、三叉神経や自律神経と深く関係しています。
矯正によって噛みしめ癖が強まったり、顎に違和感が出ることで、
- こめかみの痛み
- 耳鳴りやめまい
- 頭痛や首のだるさ
といった症状が現れる場合があります。
3、頭蓋と仙骨のバランスが崩れる
オステオパシーでは、頭と骨盤(仙骨)は脳脊髄液の循環を介して連動していると考えます。
歯列矯正によって頭蓋骨(特に蝶形骨や側頭骨)が歪むと、脳脊髄液の流れが悪くなり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。歯自体は整いますが、周りにある骨は歯科矯正の力で歪んでしまっている場合が多いです。
歯科矯正後に起立性調節障害?
起立性調節障害(OD)は、自律神経の調整がうまくいかなくなることで、以下のような症状が出る疾患です
- 朝起きられない
- 立ちくらみ・ふらつき
- 動悸・息切れ
- 頭痛・倦怠感
- 集中力低下・学校に行けない
論文などではこのような症例を見ることは少ないですが、歯科矯正によって自律神経に影響を及ぼすことがあるため、矯正後に起立性調節障害のような症状を発症するケースも臨床では見られます。
整体サロンnaturaの対応
整体サロンnaturaでは、以下のようなアプローチで、歯科矯正後の不調に対応しています
- 顎関節とその周囲の筋膜調整
- 頭蓋骨(蝶形骨・側頭骨)の微細な調整
- 首・背中・骨盤の連動性を整える施術
- 頭蓋仙骨療法による自律神経サポート
単なる「肩こり」「起立性調節障害」ではなく、その背景にある身体全体のアンバランスに着目し、根本から整えていくことを大切にしています。
まとめ
- 歯科矯正は、見た目の変化だけでなく体全体に影響を与えることがあります。
- 頭痛や肩こり、起立性調節障害のような症状も、顎の変化や自律神経の乱れが関係している可能性があります。
- オステオパシーの視点で全身を調整することで、症状の改善が期待できます。
「矯正してから調子が悪い気がする…」「病院では異常なしと言われたけどつらい」
そんな方は、一度ご相談ください。
整体サロンnaturaが、あなたの本来のバランスと元気を取り戻すお手伝いをいたします。