■ 「気圧が下がると体調が悪い…」その原因は?
こんにちは。
整体サロンnatura院長の平山です。
40代を過ぎた頃から、こんなことを感じるようになっていませんか?
- 雨の日は頭が重い
- 低気圧の前に眠気やだるさがくる
- 晴れの日との体調差が激しい
- なんだか心身ともに疲れやすくなった
実はこれ、加齢とともに自律神経の調整力が落ちてくることが大きく関係しています。
私も40歳を過ぎてから今まで天気が悪くても何も感じなかったのが、頭が重くなったり、入眠がしにくいなと感じる日が増えてきました。
今までは何とかなっていたことも、40歳過ぎてからは無理が効かなくなってきます。今回はなぜ年を取るとこのようなことが起きるのか解説するとともに対処方法、整体でできることも書いてます。是非参考にされて下さい。
■ 自律神経と年齢の意外な関係
自律神経は、体温調節・血圧コントロール・内臓の働きなど、無意識のうちに私たちの身体を守ってくれています。
ところが
◯ 年齢とともに、副交感神経の働きは低下
- 若い頃は、交感神経(活動)と副交感神経(回復)の切り替えがスムーズ。
- 40代を過ぎると、「休む力」が弱くなり、常に緊張気味な身体になっていきます。
◯ その結果、気圧や天候の変化にも敏感に
- 交感神経が高ぶったままだと、気圧の変動による血管の収縮や内耳の圧の変化に対応しきれず、
- 頭痛、だるさ、耳の詰まり、集中力低下などが起こりやすくなります。
■自律神経機能の年齢別変化(目安)
年齢層 | 自律神経の働き | 特徴 |
20代 | 最も活発 | ストレス耐性・回復力も高い |
30代 | ゆるやかに低下 | 疲労の蓄積を感じ始める |
40代 | 明確な低下傾向 | 天候の影響・睡眠の質に変化が出る |
50代〜 | 加速度的に低下 | 慢性的な不調や自律神経失調が出やすくなる |
■ 天気による体調変化への対処法
では、どうすればいいのでしょうか?
ポイントは「副交感神経の働きを高めて、身体のリズムを整えること」です。
以下に「天気による体調変化(気象病・天気痛など)への対処法」を
家庭でできることと整体でできることに分けて、わかりやすく整理しました。
【家庭でできるセルフケア】
方法 | 効果・ポイント |
朝の光を浴びる | 体内時計をリセットし、自律神経のスイッチ切り替えを助ける |
深くゆっくりした呼吸 | 副交感神経を優位にし、緊張を緩める |
お風呂にゆっくり入る | 体温と血流を整え、リラックスモードを促進 |
耳のマッサージ | 気圧の変化を感じ取る内耳の負担を軽減 |
軽めの運動(ストレッチ・散歩) | 血流と呼吸を促進し、交感神経の過緊張を和らげる |
気圧を予測して備える | 体調の予測・対処の準備ができると安心感が増す |
【整体でできる専門的アプローチ】
施術内容 | 効果・目的 |
頭蓋骨を緩める | 気圧センサーである内耳の圧調整を助け、気象変化への過敏反応を軽減 |
横隔膜や肋骨の可動性を高める施術 | 呼吸が深まり、自律神経の調整力が上がる |
骨盤・背骨のゆがみ調整 | 脊柱を通る自律神経の通りをスムーズにし、調和を取り戻す |
内臓を緩める | 内臓の動きが整うと、全身の血流・神経の働きが改善されやすい |
呼吸・姿勢の改善 | 日常のクセを見直すことで、予防効果が持続する |
どちらも「自律神経の切り替え」がキーワード
天気による体調の乱れは、「自律神経がうまく切り替わらないこと」が大きな原因です。
家庭でのセルフケアで“土台”をつくり、整体で“スイッチ”を入れてあげることで、
相乗効果が生まれやすくなります。
■ 整体で「年齢に負けない自律神経」を育てる
当院では、年齢にともなって乱れがちな自律神経を整えるために、
- 頭蓋骨や仙骨のリズム調整(クラニオセイクラルアプローチ)
- 横隔膜や内臓の可動性を引き出すオステオパシー
- 呼吸や姿勢を整える
などを用いて、身体の内側からの回復力を引き出す整体を提供しています。
■ 「年齢だから仕方ない」で終わらせないために
「昔はこんなに疲れなかったのに…」
「なんで天気でこんなに左右されるんだろう…」
そんなお悩みを抱えている方へ。
年齢とともに自律神経の働きが変化するのは自然なことです。
ですが、それに合わせてケアの方法を変えることで、まだまだ「整う力」は取り戻せます。
ぜひ一度、ご自身の自律神経の状態を見直してみませんか?
■ 整体サロンnaturaより
40代以降の「なんとなく不調」が増える背景には、必ず理由があります。
そして、それを科学的に・丁寧に整えていく方法があるということを、ぜひ知っていただきたいと思っています。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ。