【技術ではなく“在り方”が、身体を変える 当院の整体に込めていること】
整体とひとことで言っても、その内容はさまざまです。
どんな理論をベースにしているのか、どんな手技を使うのか、それによってまったく異なる施術になります。
しかし私たち整体サロンnaturaが、日々の施術で何よりも大切にしているのは、「施術者の在り方」です。
◆ 当院の整体は混ざり合った独自のスタイル
当院では、オステオパシーをベースにしながら、野口晴哉氏の整体(活元運動・体癖の思想)や、増永静人氏の経絡指圧の考え方も取り入れています。
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
◉ オステオパシー
- アメリカ発祥の手技療法
- 身体の「構造(骨・筋肉・内臓・頭蓋など)」と「機能(動き・働き)」の関係に注目
- 骨格・筋肉・内臓・神経・血流・リンパのバランスを整えることで、自然治癒力を引き出す
- 痛みや不調の「原因」を探し、全身を診るアプローチ
- 薬や手術に頼らず、手技によるソフトな施術が中心
- 身体全体を一つのつながった「ユニット」として考える
- 赤ちゃんから高齢者まで幅広い人に対応可能
◉ 野口整体
- 野口晴哉が提唱した、日本発祥の独自の整体法
- 「体の自然な力(自然治癒力)」を引き出すことが目的
- 操法(手技)・活元運動(自発的な体の動き)・体癖(体の傾向)を活用
- 「整える」ことを重視し、無理に治そうとしない
- 体と心は一体と考え、精神面の変化も重視
- 痛みや症状を「敵」とせず、身体のサインとして受け止める
- 病気の予防や体質改善にも取り組む
◉ 経絡指圧(東洋医学をベースにした手技)
- 東洋医学の経絡(気の流れ)に沿って指圧を行い、体内の調整を図る
- 「押す」ことではなく、「身体に聴く」ことを重視
- 感覚・感受性の深さが施術の質を決める
- 局所ではなく、全身の経絡に沿って「支え圧」や「伸展法」によるソフトな圧で
- 手で触れて経絡の詰まりや空虚(実・虚)を感じ取り、そこに効果的な調整を加える
◆ 共通する“本質”は、身体の声を聴くという姿勢
私たちがこれらの考え方を学び、取り入れているのは、それぞれが違うようでいて、共通の本質を持っているからです。
それは次のような共通点です
共通点 | 内容 |
自然治癒力の尊重 | 身体には自ら回復する力があると信じ、それを妨げないように整える |
全体性の視点 | 局所ではなく、身体全体のつながり・バランスを見る |
感覚を通じた施術 | 技術よりも、“どう感じ取り、どう寄り添うか”を重視 |
施術者の感受性・在り方の重要性 | 触れる側の“心身の整い方”が、施術効果にそのまま現れる |
◆ だからこそ、私たちは“整えてから施術”しています
整体は、「何をするか」よりも「誰がどんな状態で行うか」が大切です。
だからこそ当院では、施術者自身が整った状態でいることを何よりも大事にしています。
呼吸が整っているか。
焦っていないか。
自分の感情や思考に振り回されていないか。
これらすべてが、手の感覚に現れます。
そして、身体はその“空気”を敏感に感じ取るのです。
◆ 整体とは、「共に整う時間」
当院の整体は、単に技術を提供する場所ではありません。
施術者とお客さんが一緒に“今ここ”に集中し、
身体の声を聴き、少しずつ整っていくための時間です。
- なんだかいつも疲れている
- 寝ても疲れが抜けない
- 病院では「異常なし」と言われるけれど、しんどい
そんな方にこそ、体の奥深くで起きている変化を感じていただけたらと思っています。
そしてただ単に施術を受けるより自分の身体の変化、声を感じながら施術を受けるほうが効果はより上がってきます。
◆ 最後に
身体は、誰かに“治される”ものではありません。
本当の意味で整っていくのは、自分の中にある力(自然治癒力)が目覚めたときです。
私たちはその力が目覚めるきっかけを、
静かに、やさしく、お手伝いさせていただきます。