ご来院時の状況(40代男性)
- 年代:40代
- 既往:脊柱管狭窄症(手術後1年5ヶ月)、腰部椎間板ヘルニア
- 症状:呼吸が途中で止まる感じがあり、そこから吸えない/大きく息を吸おうとすると胸が痛む/2〜3時間ごとに目が覚めて熟睡できない
手術後の経過自体は良好と言われていたものの、術後から上記の呼吸症状が出始め、一時は酸素マスクが必要なほど悪化したこともあったそうです。
ご紹介にてご来院されました。

なぜ「腰の手術後」に呼吸がしづらくなるのか?(当サロンの見立て)
今回の鍵になったのは、術部(手術跡)の組織の硬化・制限と、そこから波及した頭蓋仙骨リズムの停滞でした。
体は膜や骨格のネットワークでつながっています。
不調の原因(当サロンの評価)
- 腰の術部が硬くなる・引きつれが起きる
- 頭蓋仙骨リズム(頭蓋骨と仙骨が連動するゆるやかな動き)が止まる
- 肺・胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなる
- 骨盤〜股関節の動きにも制限が及ぶ
- 呼吸の詰まり・胸の痛み・睡眠障害として症状が出る
来院時の呼吸の割合は、胸式呼吸1:腹式呼吸9と、胸がほとんど動かず腹だけで浅く呼吸している状態でした。
※医療診断ではなく整体的な評価・考察です。呼吸困難や強い胸痛がある場合は医療機関への受診が最優先です。(当症例も医療機関への受診・経過観察後に来院されています。)

当サロンで行ったアプローチ
手術後の繊細な状態に配慮しながら、以下を中心に施術を行いました。
- 頭蓋骨・頭蓋仙骨リズムの回復へのアプローチ(頭蓋骨の硬さをゆるめ、止まっているリズムを引き出す)
- 術部(腰の傷)への直接アプローチ(組織の硬化・引きつれをやさしく緩和)
- 胸郭・肺の動きの回復(呼吸制限の解放)
- 骨盤〜股関節の可動域の改善(全身の連動を取り戻す)
- 自律神経の切り替えサポート(過緊張状態から副交感神経優位への誘導)

効果の実感(回数ごとの変化)
2回目の施術後
- 眠りが若干深くなった感じがある
- 頭蓋骨・胸郭の制限はまだ残っている状態
3回目の施術後
- 呼吸が以前よりしやすくなった
- 胸式呼吸と腹式呼吸の割合が 2.5:7.5 に変化(胸が動き始める)
- 術部の傷の硬さが改善
- 頭蓋骨・胸郭の動きが出てくる
- 股関節の動きも改善
5回目の施術後
- 呼吸がさらにしやすくなる
- 最後に少し「突っかかる感じ」が残る
- 胸の痛みが改善
- 熟睡できるようになった
7回目の施術後
- 突っかかりなく、呼吸がスムーズにできるようになった
- 気になる症状がなくなり、治療終了となった
「手術は成功した、でも体がしんどい」という方へ
手術が成功しても、体はその後しばらく回復・再調整の期間に入ります。
- 「検査では異常なしと言われたけど、呼吸が苦しい」
- 「術後から息が浅くなった気がする」
- 「夜中に目が覚めて、ぐっすり眠れない」
- 「胸を大きく広げると痛みがある」
こうした状態は、体のどこかに無理な緊張や制限がかかっているサインかもしれません。
整体サロンnaturaでは、術後のデリケートな状態に配慮しながら、局所ではなく全身のつながり(呼吸・胸郭・頭蓋骨・術部・自律神経)から丁寧にアプローチし、回復しやすい体の土台づくりをサポートしています。
※強い呼吸困難・胸痛・冷汗・めまい・失神などがある場合は、必ず整体より先に医療機関へご相談ください。医療機関への受診がない場合は施術はご遠慮いただいています。安全を最優先にし、リスクがない場合のみ施術対象となります。




















