【年齢】 80代前半
【性別】 女性
【職業】 なし
【飲酒・喫煙】 なし
【服薬・サプリメント】 睡眠導入剤・胃腸薬・漢方薬
【初回来院日】 2020年9月前半
【最終来院日】 2020年9月下旬
【地域】苅田町
【来院ルート】チラシ
【施術回数】2回(1週に1回を2回)
【主症状】 胸の痛み・みぞおちの不快感
【その他の症状】イライラする
【既往歴】特になし
【メンテナンス期間へ移行】あり
【施術経過】
お盆前〜お盆間が忙しく、終わった後から胸の痛みやみぞおちの不快感、呼吸のしづらさ、イライラなどの精神的な症状が出現。内科を受診し検査を受けるが異常なし。その後も症状が続き自律神経が問題と言われたことから、チラシを見て来院。
初回は身体全体の緊張が高く、主に胸椎が硬い。肋骨が固まり横隔膜がうまく働かずに呼吸が浅くなっていた。初回は主に胸椎を中心に背骨全体を緩めた。
2回目は1週間後に来院。1週間の間に胸の痛みや不快感もなく楽になったとのことで終了した。
※あくまで個人の経過であって効果を保証するものではありません。
【まとめ】
今回の症例は、忙しさから精神的な緊張が高まり身体の不調に繋がっていたと考える。精神的な緊張は呼吸を浅くして自律神経を乱す原因になる。
胃腸は副交感神経優位の時に働くが、緊張が高まると交感神経優位の状態が長引き、胃腸の働きが弱くなる。身体のどこで呼吸を浅くしているかを評価し施術をすると交感神経が抑制されてリラックスできていく。個人差はあるが、施術中に呼吸が楽になり緩む感覚を体感するケースも多い。
改善が早かった理由として、症状が慢性化していなかった事や高齢ではあるものの歩行能力が高く、既往歴もほぼなかった事が考えられる。
定期的なメンテナンスの希望はなかったが、1年前から独居になりストレスが溜まりやすく疲れやすとのことで、現在は調子が悪くなった時のみ来院して調整している。