【プロフィール】
- 年代・性別:50代 女性
- 手術歴:盲腸(虫垂炎手術)
- 来院のきっかけ:インターネットで検索
- 施術回数:3回
【主訴・経過】
半年前に突発性難聴を発症してから、めまいの頻度が増えてきたとのこと。
常にふわふわとした浮遊感が続いており、息苦しさも感じるようになっていました。
また一年前にぎっくり腰を経験しており、朝の状態が特に辛いとのことでした。首から肩にかけての凝りも自覚されていました。
施術回数は全3回です。
1回目の施術
確認できた身体の状態
- 頭蓋骨が全体的に緊張しており、特に眼窩を構成する骨に強い緊張がみられた
- 胸郭が硬く、息を吸ったままの状態で緊張が固定されていた
- 骨盤は後傾し、内臓も全体的に緊張している状態だった
【当院での見立て】
眼窩を構成する骨の緊張が、めまいの一因になっているのではないかと考えました。
また、息を吸ったまま呼吸が止まりやすい状態になっていることから、緊張が強まると呼吸がしづらくなり、それがパニック的な感覚(息苦しさ)につながっているのではないかと推測しました。
2回目の施術
来院時、めまい・息苦しさといった主訴そのものには大きな変化はみられませんでした。
しかし触診をしていくと、全体的な緊張は緩和されてきており、その中で右の下腹部に強い緊張が残っていることが分かりました。
この部分については、最初の問診では本人も特に自覚されていなかったのですが、施術中に「そういえば」という形で思い出されました。
右下腹部の緊張が緩んでいくにつれて、頭部から首にかけての緊張も徐々に減少していく様子がみられました。
3回目の施術
来院時には、めまいと息苦しさは消失していました。
代わって気になる症状として挙げられたのは、首・肩の凝りと腰の痛みでした。
主訴であっためまい・息苦しさについては、この時点で一旦消失という結果になりました。振り返ると、今回のケースで一番の原因になっていたのは、右下腹部の緊張だったと考えられます。
【まとめ】
今回のケースでは、めまいや息苦しさという症状の背景に、頭蓋骨(眼窩周囲)や胸郭の緊張だけでなく、ご本人も自覚していなかった右下腹部の緊張が関わっていました。
表面的な症状の出ている場所と、実際に緊張の原因となっている場所が異なることは珍しくなく、全身の状態をみながら緊張の連鎖をたどっていくことの大切さを改めて感じた症例でした。
現在は首・肩の凝りや腰の痛みが気になるとのことで、引き続き経過をみていきます。
※効果には個人差があります。症状の原因や経過は一人ひとり異なります。


















