【年齢】 40代
【性別】 女性
【職業】 飲食(来院当初は休職中)
【服薬・サプリメント】 あり
【初回来院日】 2024年7月
【最終来院日】 継続中(メンテナンス)
【地域】 築上郡
【来院ルート】 ホームページ
【施術回数】 5回で動悸がほぼ改善。その後2週間に1回を5回
【主症状】 動悸
【手術歴】 腰部ヘルニア(内視鏡・左側から)
【既往歴】 腰部ヘルニア
【メンテナンス期間へ移行】 あり(しばらくは月1回、現在は不調が気になる時)
【施術経過】
腰部ヘルニアの手術を受けてしばらくしてから、動悸を感じるようになり、循環器で検査を受け服薬で治療を続けているが、自身の身体の状態にも不安があり、ホームページを見て来院。来院当初は休職中。体力も落ちてきて体重も増量しているとのこと。
初回、左腰部の緊張が強く、左肩が下がった姿勢になっている。手術は内視鏡で左側から行われており、触診では術後の癒着によって周囲の組織が引っ張られ、身体全体のバランスが崩れている状態がみられた。
胸郭や心臓周囲を確認すると、心臓周囲の組織に捩れるような緊張があり、左下方へ引かれる感覚があった。左腰部の癒着による牽引が、腰部だけでなく心臓を含む胸郭にまで影響していると考えた。
そこで、身体全体のつながりを確認しながら術部の癒着の滑走をよくする施術やそれにより崩れていた身体のバランスを整える施術を行う。
2回目で楽になり、動悸も軽減したとのこと。2回目以降も、術部の癒着や左腰部の緊張と胸郭の動きを確認しながら施術を継続。左肩の下がりが改善し、心臓周囲の捩れや左下方へ引かれる緊張も軽減していった。
5回目、動悸はほぼ気にならない状態まで改善したとのこと。服薬は継続。
その後は、まだ残っていた左腰部の癒着や体幹の緊張を整え、改善した状態を安定させるためと復職のため、2週間に1回のペースで5回施術を継続。現在は仕事復帰して体重も元に戻った。月1回のメンテナンスへ移行している。

【まとめ】
手術後は、傷のある部位だけでなく、姿勢や身体の使い方、周囲の組織の状態にも変化が起こる。内視鏡のような身体への負担が少ない手術であっても、術後は身体のバランスが大きく変化する。
また、内臓は周囲の組織とつながっており、姿勢の変化や癒着による牽引の影響を受ける。そのため、術後に内臓の不調を訴えるケースは少なくない。
今回も、左腰部の癒着による牽引が姿勢や胸郭周囲に影響し、心臓周囲にも緊張の偏りがみられた。体重の増量は、生活習慣の変化や動悸への不安から活動量が減ったことが考えられるが、動悸が改善しなければ活動量が戻らないので、まずは動悸を落ち着かせることが最重要だった。
ただし、動悸には心臓や循環器の病気など、さまざまな原因が考えられる。まずは病院で検査を受け、病気が隠れていないかを確認した上で施術を行うことが必要である。その上で、術後の影響に対してアプローチしていくことができる。
※心臓周囲の状態は、当院の触診による所見です。
※あくまで個人の状態であり、効果には個人差があります。症状の原因や経過は一人ひとり異なります。


















