【年齢】 50代
【性別】 女性
【職業】 会社員
【服薬・サプリメント】 あり(漢方)
【初回来院日】 2026年8月後半
【最終来院日】 2026年9月前半
【地域】 築上郡
【来院ルート】インターネット検索
【施術回数】2回
【主症状】めまい・ふわふわ感・動悸・不安感・食欲低下・下痢
【手術歴】盲腸
【既往歴】十二指腸炎
【メンテナンス期間へ移行】なし
【施術経過】
5月に十二指腸炎になり、そこから徐々に体調が悪化。
7月が最も悪く、食事が喉を通らず随分痩せてしまった。病院で漢方を処方され下痢はいったん落ち着いたが、そのほかの症状は続いている。なかなか改善しないため来院。
来院時は、ふわふわする感じ、軽いめまい、不安感、動悸、食欲の低下、下痢の症状があった。
初回、触診では右腹部の十二指腸まわりと、腹部の小腸まわりに硬さを感じた。
小腸を支える腸間膜や、十二指腸が固定されている後腹膜の緊張が、横隔膜を介して胸部(心臓や肺を包む膜)へ波及し、頚部の筋膜にも緊張がかかっているように感じられた。
そのため呼吸が浅くなり、背中も緊張して、交感神経が過敏な状態になっていたと考えられる。十二指腸まわりや小腸、腸間膜を中心にお腹の緊張を緩め、そこから波及していると考えられる胸部、背中、首の緊張を緩和する施術を行う。
2回目、十二指腸まわりの緊張は残っているが、その他の緊張は随分緩和していた。頚部の緊張は若干残っており、他の部分が良くなった分、頚部の緊張が目立つようになっていた。
たまに頭痛はあったとのことだが、ふわふわ感やめまい、不安感は完全ではないもののほぼ消失。動悸は消失し、食欲も戻ってきている。
このまま良い状態が続けば終了とし、症状が残る場合は継続していく。

【まとめ】
十二指腸や腸に炎症が起きると、そのまわりの組織が硬くなることがある。
お腹の臓器は腸間膜や後腹膜などの膜で支えられており、膜は横隔膜を介して胸部ともつながっている。そのため、お腹の緊張が胸(心臓や肺)や首の膜にまで波及することがあると当院では考えている。
当院の症例でも内臓が原因となって起きる、めまい、動悸などは多々ある。
上半身の膜に緊張がかかると、呼吸が浅くなり、背中や首の緊張も高まりやすい。
こうした状態が交感神経過敏につながり、めまいやふわふわ感、動悸、不安感、食欲低下などの症状が出て、回復しにくくなっていたのではないかと考えられる。
お腹の緊張を緩め、そこから波及した上半身の緊張を整えることで呼吸が楽になり、過敏な症状が落ち着いていくことが期待できる。
病院での治療と並行して、体の緊張という視点から整えることも回復の助けになる。


















