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【自律神経の視点から】新型コロナウイルスの対策と私たちの考え方

今はテレビをつけても、インターネットを見ても、SNSを見ても、新型コロナウイルスの事ばかりが報道されています。

 

私達は普段からテレビを見ない生活を送っていますが、たまに見てみると1日どこで何人感染して何人亡くなったという事ばかりがずっと放送されていて驚きました。

 

そこで、今回は自律神経専門の整体を提供しているnaturaより、自律神経の視点を踏まえて感染症対策をお伝えしたいと思います。

 

不安な時に出てくる身体の特徴

 

整体サロンnaturaにも、感染症のニュースを見ていると呼吸がしづらくなる、頭がおかしくなりそうとの声をいただきます。

 

また流行し始めてしばらくすると、クライアントさんの身体の状態も変化してきて、ある特徴が出てきました。

 

その特徴は

・頭に意識が上り下半身に力が入っていない

・眼球の動きがいつもより早く動いている(施術中に目を瞑っていても瞬きが多い)

・前頭部を触ると固くなりモヤモヤする自覚がある

・顎を噛みしめている

・頭や顔面の筋肉が固くなっている

・首や背中が固まって呼吸が浅くなっている

 

など、同じ様な身体の固まり方をしています。これらは全て自律神経の交感神経過敏な状態です。皆さんウイルスに対して不安や恐怖を抱きリラックスできていないのです。

 

今回の問題点はウイルスという目に見えないもので、どこに潜んでいるかわからないということから過度に怖がっている人が多い様に思います。

 

また、新型コロナウイルスには過去に前例がなく、感染したときはどういう処置をしてもらえるのか、どういう経過を辿って改善するのかわからないという不安があります。

人は周りの人や環境に同調します。周りの人が不安や恐怖を抱いていたら自分も不安や恐怖を感じます。特に女性は共感力が高いため同調が起こりやすい傾向があります。また、性別に関係なく感受性が高い人も同調が強くなります。

 

今はこのような身体の状態になりやすい時期ですので、ストレスを最小限にしていく事が大切です。

 

自律神経と免疫の関係性

 

自律神経とは、自分の意思でコントロールできない、血流や臓器のはたらきを司る神経のことです。→自律神経について

 

ストレスがかかったり緊張や興奮したときに優位になる交感神経と、リラックスする時に働く副交感神経の2つからなり、両者のバランスが取れることで健康を維持しています。

 

無意識に身体の調整をしてくれて、私達がどんな環境下でも生きていける様に働いてくれる素晴らしい機能なのです。それ故ゆえに、環境の変化や精神状態の影響が反映されやすく、乱れやすいという特徴があります。

 

また、自律神経研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は、「健康は、いかに質のよい血液を、細胞の隅々まで流せるかで決まります。血流を改善する自律神経と腸こそが、健康の最大のポイント」とお話しされています。

現代人の多くはストレス過剰で、交感神経が過剰に優位になりがちです。特に今の状況は普段のストレスに加え生活そのものがストレスとなっています。

 

交感神経優位の状態というのは呼吸が浅くなり内臓の働きが弱る為、血流やリンパの流れが滞ります。

 

その結果、便秘や冷えを生み、老廃物が排泄できない様になります。老廃物が溜まると治癒力が低下しますので、痛みや不調が続く様になり不安が出てきます。そうなる事で精神的にも身体的にもどちらからも免疫力が低下してしまうのです。

 

自律神経は無意識に働いている機能。そして私たちの経験上、自律神経は精神面の緊張と身体面の緊張の2つから乱れますが、圧倒的に多いのは前者で精神的なものが身体に出てきます。

特に今はストレスや不安から交感神経過敏になりやすいですが、これは状況的にある意味仕方がない事で皆一緒なのです。なので、今の現状を認めてあげて私たちが気をつけられる事を行なっていき、ストレスを最小限にして心身に負担をかけない事が感染症対策となり免役を保つ事に繋がります。

 

 

naturaが考える感染症対策について

 

基本的な感染症対策はすでに紹介されていてみなさんご存じかと思いますので、ここでは私たちが自律神経の視点を踏まえた対策をお伝えします。

 

①テレビをつけっぱなしにしない

 

テレビは今、多くの人にとって大切な情報収集源かと思われます。しかし、テレビを見ている時というのはリラックスしている事が多く、特殊な感覚になりやすいです。特にニュースやワイドショーを長らくつけっぱなしにしていると、なんとなく聞いている状態になります。人はなんとなく聞いている時の方が力みがないので色々な情報が入りやすく、世の中の不安や恐怖の情報が無意識に脳に入ってきます。

テレビは最小限にして、必要な情報収集はインターネットで行うと必要以上の情報が入ってこないです。テレビで言っていることはインターネットでほぼ見る事ができるのでオススメです。

 

また、インターネットやSNSでは過激に批判しているもの、個人が発信したものは根拠がなかったり誤報の可能性があります。この様な情報は見ない様にしましょう。

 

②視点を変えて想像力を働かせる

 

外出自粛が出ている今だからこそできることがあります。

 

それは自分の日常生活を見直せる、家族と一緒に過ごせる数少ないチャンスであるということです。普段外食が多い人は自炊してみることをおすすめしますし、運動をしていない人は近所を散歩する、家でできる運動を動画で探してやってみる、普段は仕事でなかなか家族と触れ合えない方はぜひゆっくりと家族と過ごして欲しいと思います。

 

そうすることで今まで気づかなかった大事な事、今まで見ているようで見過ごしていた何かに気づくことができます。

また、今の不自由な時期だからこそ普段できていた事に感謝の気持ちを持ちましょう。今は自分自身を変えることの出来る、数少ないチャンスだと前向きに捉えることができるといいなと思います。

 

③何かを取り入れすぎない

 

こういう食べ物が免疫を上げると言われると、ある一定の食べ物がお店からなくなっていきます。また、普段は行わない負荷の強いものを始めたりなどをすると逆に身体にとってのストレスとなります。免疫とは目に見えないもので、自分の免疫力に不安を持ち、新しい何かを取り入れる事で安心するのかもしれません。

 

食べる事は私たちの生命維持にとても大切な事です。しかし、現代人は運動不足やストレスの影響で消化に時間がかかり内臓疲労を持っている人がとても多いです。私たちが施術をさせていただいても、また私たち自身も含めて内臓が疲れている人がほとんどです。

 

お腹は重かったり張っている時、身体がむくんでいる時には内臓疲労があります。また、慣れない負荷の強すぎる運動(運動に慣れている人は別)や極端な食事制限はストレスになり呼吸を浅くして老廃物をためてしまいます。免疫力を保つ為には食べ物を増やしたり負荷のかかる物を始めるよりも、いつもどおりの食事を摂る事や、増やしすぎに注意する事の方が大切です。

 

④日常生活を丁寧に送る

 

自律神経は生活リズムと関連しています。朝起きて朝日を浴びる、顔を洗って身だしなみを整え仕事に行く。家に帰ってきてご飯を食べてお風呂に入って寝る。このリズムを調整しているのが自律神経です。

 

いつもの当たり前のリズムは何気なくやっているので、身体に効いているかどうかは正直わかりません。しかし、習慣が乱れて初めて身体の不調が出てくる事があります。そのくらい普段のルーティンとは私たちの自律神経のリズムを保ってくれています。

意外と盲点になりやすくできていない事も多いので、この機会に生活リズムを見直し丁寧に生活を送る事で自律神経が整い免疫力が保たれます。

 

⑤適度な運動を

 

免疫力には身体に栄養が行き渡る事、老廃物を排泄する事が大切です。外出ができない今は、スポーツジムや習い事に行けず運動不足になっている方も多いのではないでしょうか?今はYouTubeなどでも運動の動画が豊富にあります。自宅でできる軽い運動は運動不足を解消し呼吸を深くさせ血流を改善させるので、おすすめです。

 

⑥いまできる事を淡々と行うこと

 

なぜ今の状況が不安なのか。それは新型コロナウイルスが初めてのケースであり前例がないからです。どういう経過を辿るのかもわかりませんし、特効薬やワクチンもない事が私たちをより不安にさせてマイナスの想像力を沸かせていきます。

 

という事は私たちは今できる感染症対策を丁寧に行い自分の免疫力を保つ事しかできないのです。

 

今後の社会情勢を確認する為の情報収集を断つ事はできませんし、不安や心配を抱かない様にとはいきません。しかし、必要以上の不安は自律神経を乱す原因となり免疫力を低下させます。

 

今は公表されている必要な対策をして、丁寧に日常生活を過ごしましょう。基本的な手洗い、うがい、消毒、人に会わない、会う時は適切な距離を保つ、人が密集する場所への訪問を避けるようにして、できうる事を淡々と行いましょう。

また、今は会いたい人会えないというストレスも起きてきます。現代はスカイプやzoomなどで遠く離れた人ともコミュニケーションが取れます。このような環境に感謝をしてうまく利用しストレスを貯めないようにしましょう。

 

私たちの日々の過ごし方

 

私達は日常生活を丁寧に過ごすことを心がけています。

 

現在は休業中ですが、起床就寝時間を変えずに、仕事の時と同じ様なリズムで1日を送る事を心がけています。

 

とりあえず朝はお店に行ってコーヒーを飲んで、身体を整えて、本を読んだり、ブログを書いたりなどの事務作業や裏方の仕事を行ながら、今後の計画を立てたりします。

家に帰ってからは院長はパンやお菓子作りをして、副院長は家庭菜園やご飯を作ったり、近所の親戚の犬の散歩をしています。そして夜には軽く散歩をします。

 

自律神経というのは日常生活の過ごし方そのものが反映されるものです。日常の中で何かが乱れてきたものが身体に出てきます。何か特別な事を取り入れるのではなく、毎日を丁寧に過ごす事がとても大事です。何か特別なものを取り入れることなく、シンプルになることを心がけています。

 

また、いつもと同じことをしていると自分の変化を感じ取れます。

 

朝起きがけに何と無く身体がだるいな、コーヒーがあまり美味しく感じないな、昼間のこの時間帯はいつもは疲れないのに疲れがあるな、など体調の変化に気がつく事ができます。小さな体調の変化に気がつくのは、早めに身体を休める事にも繋がり大きく体調を崩す前に改善できるのです。

気がつかずに身体に負荷をかけ続けると免疫力の低下に繋がってしまいます。また、自分の軸がどうブレているかを内観することで状態を元に戻すことができます。

 

終わりに

 

新型コロナウイルスの収束は1年〜2年かかると言われていて、本当に安心できるのはワクチンや治療薬ができてからになります。

 

本来であれば身体への影響を最小限にして免疫力を保てるよう施術を提供させていただきたかったのですが、今は営業休止中のため、ご自分でできる対策をお伝えさせていただきました。

 

私たちはそれまで今できることを淡々と丁寧に行うだけです。

いつもの生活に戻れるまで一緒に乗り越えて行きましょう。

 

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