こんにちは。自律神経専門の整体サロンnaturaの平山です。
「肩や首をどれだけ揉んでもらっても、なんだかまたすぐに疲れが戻ってくる」
「寝ても寝ても疲れが取れない」
そんな感覚を持ったことはありませんか。
実はその疲れ、筋肉そのものよりも、筋肉や内臓の働きを陰で調整している「自律神経」、さらに言えばそれを司っている脳の側が疲れているサインかもしれません。

今日はその「疲労の正体」について、最新の知見を交えながら少し掘り下げてお話ししてみようと思います。
疲労は「酸化ダメージ」から始まる
運動による疲れも、頭を使ったあとの疲れも、メカニズムは同じだと考えられています。
私たちの細胞は活動するたびに、呼吸で取り込んだ酸素を使ってエネルギーを作り出します。このとき副産物として、ごく微量の「活性酸素」が発生します。
通常であれば体の中の抗酸化システムがこれを速やかに処理してくれるのですが、活動量が過剰になると処理が追いつかなくなり、大切なタンパク質や脂質が酸化されてダメージを受けてしまいます。
その傷みを察知した免疫細胞が、修復を促す信号を脳や神経、ホルモンの系統に送る。
これが「疲れた」と感じる一連の流れの出発点です。

つまり疲労とは、体のあちこちで起きた小さな損傷に対して、脳が「これは対応が必要だ」と判断して起こす反応なのです。
「疲れを感じる場所」は脳の中にある
大阪の疲労研究チームの研究では、私たちが疲労感を覚えるときに働く脳の部位として、前頭葉の下側にある「眼窩前頭野」という領域が関わっていることが分かっています。
さらに、長期間続く強い疲労を抱える方の脳を調べた研究では、
自律神経の調整、
感情に関わる領域、
意欲やコミュニケーションに関わる領域
で特有の代謝の落ち込みが確認されています。
今日いちばんお伝えしたいポイントです
疲労は、まず筋肉に現れる前に、自律神経を司る脳の領域の働きの低下として現れるという見方ができるのです。
肩こりや倦怠感を「筋肉が硬いから」とだけ捉えると、本当の原因を見落としてしまうかもしれません。
近年注目されている「脳疲労」という考え方
ここ数年、「脳疲労」という言葉が使われるようになってきました。
スマートフォンやパソコンから絶え間なく流れ込んでくる情報に向き合い続ける現代の生活では、脳が処理しきれないほどの負荷を受け、集中力や判断力が落ちてしまう人が増えています。
脳は体のあちこちで起きる疲労も何とか調整しようと働き続けているため、その調整役である自律神経系そのものが弱ってしまう。
これが「脳疲労」と呼ばれる状態です。

「最近、寝ても疲れが取れない」「休みの日にゴロゴロしていても、なぜかスッキりしない」という感覚は、まさにこの状態に近いのかもしれません。
疲労には段階がある
疲労は大きく3つの段階に分けて考えられています。

もし
「マッサージを受けてもすぐ元に戻る」
「休んでも疲れが抜けない」
と感じているなら、それはすでに亜急性〜慢性の段階に入っているサインかもしれません。この段階になると、単に体を揉みほぐすだけでは根本的な回復にはつながりにくく、自律神経そのものの調整力を取り戻すアプローチが必要になってきます。
naturaで大切にしていること
naturaの施術は、筋肉を強く揉みほぐすことを目的としていません。頭蓋骨、呼吸、背骨、内臓の状態を整えて、自律神経の働きそのものが整いやすい状態を作ることを大切にしています。
「疲れの正体」は、思っている以上に脳と自律神経の問題です。表面的な凝りだけでなく、その奥にある調整系の疲れにアプローチできると、体の変化の実感も変わってきます。
なかなか抜けない疲れが続いている方は、一度ご自身の自律神経の状態を見直してみませんか。




















