こんにちは。
自律神経専門の整体サロンnaturaの平山です。
当院のホームページには、これまで卒業されていった方々の改善症例を掲載しています。あらためて読み返してみると、そこには一つの共通点が見えてきました。
それは、今の症状だけでなく、その不調が始まった「きっかけ」までさかのぼることで、改善につながったケースが多いということです。
施術のあと、お客様からよく言われる言葉があります。
「そんなところが原因だったんですね」
今回は、当院の改善症例から読み解いた当院の強みについてお話しします。
「○○のあと」から始まった不調
当院の改善症例を振り返ると、タイトルに「後」がつくものがとても多いことに気づきます。
・十二指腸炎後のめまい・動悸・不安感
・突発性難聴後のめまい・息苦しさ
・転倒後のめまい・ふらつき
・交通事故後の体調不良・全身の痛み
・産後からの体調不良・不安感・息苦しさ
・帝王切開後の腰痛
病気、ケガ、手術、出産。体に何か大きな出来事があったあと、そこから少しずつ調子が崩れていった。そんな方が、当院には本当にたくさん来られています。
病気そのものは治った。傷もふさがった。検査でも異常はない。それなのに、なぜか体調が戻らない。
こうした不調は、今つらい場所だけを見ていても、なかなか改善しないことがあります。

症例1 十二指腸炎のあとから続いた、めまい・動悸・不安感
50代の女性の方です。
5月に十二指腸炎になり、そこから体調が少しずつ悪化。7月には食事が喉を通らず、かなり痩せてしまったそうです。病院で漢方を処方され下痢は落ち着きましたが、ふわふわするようなめまい、動悸、不安感、食欲の低下は続いていました。
触診すると、お腹の右側、十二指腸のまわりと小腸のまわりに硬さがありました。
お腹の臓器は、腸間膜や後腹膜といった「膜」で支えられています。そしてこの膜は、横隔膜を通じて、心臓や肺を包む胸の膜ともつながっています。
炎症によってお腹に生まれた緊張が、胸や首にまで広がり、呼吸が浅くなって、交感神経が休めない状態になっていたと考えられました。
そこで、めまいや動悸の出ている頭や胸ではなく、まずお腹の緊張をゆるめ、そこから広がった胸、背中、首の緊張を整えていきました。
2回目には、動悸はなくなり、めまいや不安感もほとんど気にならなくなり、食欲も戻ってきていました。
症例2 乳がんの手術から5年。ひどい肩こりと不眠
70代の女性の方です。
何年も前からひどい肩こりがあり、イライラして眠れない。以前は畑仕事も家事も積極的にされていたのに、体力も気力もなくなり、すぐ疲れてしまうとのことでした。
ご本人の相談は「肩こり」でしたが、お話を伺うと、5年前に左の乳がんの手術を受けられていました。さらにそれ以前にも、子宮と胆嚢の摘出手術を受けられています。
触診すると、手術のあとの皮膚や筋膜に癒着があり、肋骨がねじれていました。そのため肺がうまく動かず、肩や首の力を使って一生懸命に呼吸している状態でした。そのねじれは首や頭蓋骨にもつながり、全身の緊張を高めていました。
背骨と肋骨のねじれを整え、呼吸が楽にできるように施術したところ、2回目には肩こりがかなり楽になり、3回目には肺の動きも出てきて、呼吸が自然にできるようになっていました。
長年の肩こりの出どころは、5年前の手術にあったのです。
きっかけがはっきりしている方ほど、改善が早い
これまで多くの方を施術してきて、感じていることがあります。
それは、不調のきっかけがはっきりしている方ほど、改善が早い傾向があるということです。
先ほどの2つの症例も、施術回数は2回と3回でした。
きっかけがわかれば、どこから緊張が始まり、どう広がっていったのか、その道筋をたどることができます。出どころに直接アプローチできるので、体が変わるまでの遠回りが少なくなるのです。
反対に、きっかけがわからないまま症状のある場所だけをほぐしていると、その場は楽になっても、また元に戻ってしまうことがあります。緊張の出どころが残ったままだからです。

ご本人は、きっかけを忘れていることが多い
ところが、ここに一つ難しさがあります。
ご本人が、そのきっかけを忘れていることがとても多いのです。
「手術歴はありますか?」とお聞きして、最初は「ありません」と答えた方が、施術中に「そういえば、子どもの頃に盲腸の手術をしました」と思い出されることもあります。
何十年も前の手術やケガ、すっかり治った病気、出産のときのこと。ご本人にとってはもう「終わったこと」なので、今の不調とつなげて考えることはまずありません。
でも、体はそうした出来事の影響を、静かに抱え続けていることがあります。
「そんなところが原因だったんですね」
だからこそ当院では、初回のお話をとても大切にしています。
今の症状だけでなく、次のようなことも詳しくお伺いします。
・これまでに受けた手術(何十年も前の盲腸の手術なども含めて)
・過去の病気やケガ、交通事故、転倒の経験
・出産の経験(帝王切開かどうかも含めて)
・不調がいつ頃、何をきっかけに始まったか
・現在服用しているお薬
そのうえで、お話の内容と、実際に手で触れて感じる体の状態を照らし合わせていきます。お話の中では出てこなかったことも、体に触れてみると、硬さや癒着、ねじれとして見つかることがあります。
そこからもう一度お話を伺うと、忘れていた出来事を思い出される方も少なくありません。
緊張の出どころがわかり、そこを整えて体が変わったとき、多くの方がこうおっしゃいます。
「そんなところが原因だったんですね」
原因がわかることは、それだけで安心につながります。「なぜこんなに調子が悪いのかわからない」という不安そのものが、自律神経の負担になっていることも多いからです。

病院での治療と一緒に
私たちはもともと理学療法士として、医療の現場で働いていました。病院での治療はとても大切です。
当院の整体は、病院の代わりになるものではありません。
病気やケガそのものの治療は病院で。そのあとに残った体の緊張やバランスの崩れは、整体で。
そうやって役割を分けて、両方から回復を後押しできればと考えています。
最後に
「病気は治ったのに、なぜか体調が戻らない」
「検査では異常がないと言われた」
「原因がわからず、どこに相談すればいいかわからない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
「こんな昔のことは関係ないだろう」と思うことも、遠慮なくお話しください。忘れていた出来事の中に、不調をひもとく手がかりが隠れているかもしれません。
あなたの体のこれまでの経過に耳を傾け、不調のきっかけから一緒にひもといていきます。
▼当院の改善症例はこちら
https://www.natura-seitai.com/blog/case/




















