〒800-0344 福岡県京都郡苅田町新津2丁目9-13
営業時間 10:00~19:00 (日は16:00まで/水・木・祝休み)
内臓の不調は様々な症状がありますが、
当サロンには便秘、下痢、吐き気、食欲不振、常にお腹が張った感じ、
腹部の手術後のツッパリ感、などの症状をみることがあります。
この症状にあてはまるものが3つ以上ある場合、
内臓の不調を抱えている可能性があります。
内臓の不調を訴える人のほとんどは、自律神経が乱れています。
実際に身体を触ってみても、頭蓋骨や脊柱が硬く、呼吸が浅く、
内臓の動きが止まっているという方がほとんどです。
自律神経とは、交感神経と副交感神経からなります。
交感神経は、興奮したとき、運動時、ストレスがかかった時などに優位になります。
副交感神経は、リラックスした時や、眠る時に優位になります。
この2つの切り替えが出来ていることが大事ですが、
日常でのストレスや不規則な生活で、睡眠や食事の時間がバラバラだと、
便秘や下痢になりやすくなってしまいます。
特に腸はストレスに弱く、自律神経の乱れがあると、
便秘や下痢といったものが出てきやすくなります。
新しい職場に変わったりなどの環境変化や、
スピーチの前にお腹が痛くなったりするのは、
緊張して交感神経優位となり、胃腸の働きが弱くなってしまうからです。
人は食べ物を口にしたら
食道→胃→小腸(十二指腸・空腸・回腸)→大腸→肛門
を通りますが、食べ物の栄養は腸で吸収します。
胃や腸は、副交感神経優位の時に活発に動きます。
特に腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が大事です。
蠕動運動とは、腸の内容物を先へ押し出す運動です。
しかし、普段から緊張することが多い、新しい職場などの環境変化、
ストレスを感じると交感神経優位となり、この蠕動運動が弱くなります。
すると腸の中でいつまでも便が残ってしまい、便秘になります。
そして腸から吸収された栄養を、皮膚や内臓などに届けているのは血液です。
便秘で腸内にいつまでも便が残っていると、栄養として吸収され続けます。
便秘の人は、腸内で腐敗したものを、栄養として毎日吸収しているのです。
どんなに腐敗したものであっても、腸から栄養を吸収しなければ人は生きていけません。
便秘によって腐敗した栄養も、腸から吸収されて血液に入ります。
すると汚れた血液は肝臓で解毒され、腎臓でろ過されて膀胱に溜められて尿として出ます。
汚れた血液が体内を巡るので、すべての内臓や皮膚がダメージを受けます。
便秘になると肌荒れや倦怠感、頭痛や肩こりといった
いろいろな身体の不調が出てきます。
便秘をして便が溜まると大腸菌などの悪玉菌が増殖して、有害物質を発生します。
これが腐敗です。腐敗すると細菌毒素が発生します。
そして発がん性物質も発生しますので、腸内環境を改善しなければ、
上記よりももっと大きな病気を引き起こす可能性があります。
大腸では排泄されるべき有害物質が体内に吸収され、
そのまま血液に乗って全身にいきわたってしまい、
病気を引き起こす原因になってしまうのです。
食欲不振や、お腹のツッパリ感があるという方に共通しているのは、
呼吸が浅く、腸の動きがなく、腸がむくんでいます。
腸内の内容物をうまく処理できず、さらに血液が停滞しているので、
お腹にこれ以上食物を入れたくないのです。
この場合もしっかりと腸の動きを出し、呼吸を深くすることで、
自然と食欲が正常に戻りますし、お腹のツッパリ感も無くなります。
免疫という器官そのものは体内には存在しませんが、
白血球やリンパ球などの免疫細胞が全身にくまなく存在し、
連絡を取り合って、からだを守ってくれています。
この免疫細胞が最も多く存在するのは、腸です。
免疫細胞の7割は腸で作られています。
腸は消化と同時に、免疫機能を持つ重要な器官です。
割合でいえば、小腸には5割、大腸には2割の免疫細胞があります。
体内に入った病原菌は胃酸や胆汁酸で99%殺されますが、
それでも死なない病原菌は、小腸にある免疫機能でやっつけられます。
これが腸管免疫といわれるものです。
小腸の絨毛(じゅうもう)といわれる場所には、
免疫細胞であるリンパ球に指令を出すパイエル板が密集しています。
パイエル板とは、小腸の一部である回腸に
約20~30個存在している、免疫を司る司令所です。
パイエル板は腸管免疫の中で最も重要な器官で、
腸内に有害な異物が侵入してくると、異物の情報を集めて分析して、
白血球(T細胞・B細胞)に異物への攻撃と排除を命令します。
命令を受けた白血球は異物への攻撃を開始します。
これらの免疫機能が、24時間休みなしで監視してくれていることで、
わたしたちは病気にならずに健康でいられます。
このパイエル板がいつでも元気に働けるように、
善玉菌優位の腸内環境を作ることが大切です。
慢性的な内臓の不調を抱えている方は、交感神経優位となっている場合が多いです。
整体で自律神経を整えることと生活アドバイスを行い、根本原因を取り除き、
内臓の不調で悩まない身体づくりを行っていきます。
人間の体は、常に老廃物や体内毒素を外へ出そうとする本能的な力があります。
体内毒素を出す量が多いのは、便が75%と言われています。
まずは、腸の蠕動運動を高めて、溜めている便を出すこと=「排毒」が大事です。
腸を緩めて動きを出して、蠕動運動がでやすい環境にします。
蠕動運動は、自律神経の副交感神経によって支配されています。
交感神経優位になっている身体を、頭蓋骨や脊柱のバランスを整えて、
副交感神経が働きやすい状態にします。すると蠕動運動が出やすくなります。
また、排便は最終的には蠕動運動だけで押し出すことはできません。
便秘、その他内臓の不調では、何より生活リズムを整えることが大事です。
自律神経を整体で整えることも重要ですが、
日常生活の改善も一緒に改善していくことがキーポイントになります。
たとえば食べ過ぎは腸が疲れてしまいますし、アルコールの飲み過ぎは肝臓へ負担がきます。
また、内臓の不調は慢性化しやすく、大きな病気を引き起こす原因となります。
近年では大腸がんが増えてきましたが、食べ過ぎやストレスが原因で、
腸内環境が乱れたままになっている可能性があります。
健康でいるためにも身体を整え、内臓の調子を整えてあげることが重要です。
当サロンでは様々な内臓の不調に対しても、
整体でリセットすることをオススメしています。