改善症例のご紹介です。
【70代後半女性|北九州市より来院】
主訴:倦怠感・体力低下・不安感・食欲不振・不眠・早朝覚醒
手術歴:胃がん(内視鏡手術)
来院ルート:ホームページ
施術回数:23回(週1〜2週に1回のペース・現在も施術継続中)
胃がんの内視鏡手術を受けた後から、
- 倦怠感が続く
- 体力低下
- 気力が出ない
- 不安感が強い
- 寝つきが悪く、早朝に目が覚める
- 食欲が戻らない
といった症状に悩み、ホームページを見て来院されました。
「内視鏡手術だから負担は少ないはずなのに、なぜこんなに不調が続くのか」
という強い不安を抱えていらっしゃいました。
【施術経過と変化】
初回時、全身の緊張が強く、特に腹部の筋膜の硬さや内臓の動きの低下が見られました。内視鏡手術は開腹に比べれば負担が少ないとされていますが、それでも内臓の操作や局所的な炎症、組織の癒着は起こり得ます。
また、入院生活や術後の生活リズムの変化、姿勢の崩れなども重なり、自律神経のバランスが大きく乱れている状態でした。
施術では以下の内容を中心に行いました:
- 脊柱と肋骨の可動性回復
- 腹部(胃周辺)の癒着リリースと内臓調整
- 頭蓋骨の調整による神経系のリセット
10回目頃から体の軽さや呼吸のしやすさを感じ始め、23回目の現在では
- 倦怠感が軽減し
- 睡眠の質が改善
- 食欲も戻りつつあり
- 術前と同じくらい家事ができるようになった
と、日常生活に大きな前向きな変化が出てきています。
【日常の活動が整体の効果を高める】
この方は、家事をこなすなどで1日1万歩ほどの活動量があり、積極的に身体を動かす習慣があります。
実はこうした「身体を自分で使うこと」が、整体の効果をより高め、持続させるために非常に重要です。70代後半になると、若い頃のようにスポーツや運動を習慣化するのが難しくなる方も多いかと思います。しかし実は、この年代にとって特別な運動よりも、日常生活の中でどれだけ身体を自然に使っているかが非常に重要です。
たとえば、
- 家事で立ち動く
- 買い物に歩いて出かける
- 掃除や洗濯などの身の回りのことを自分で行う
こうした日常動作のひとつひとつが、筋力・心肺機能・自律神経の安定につながり、健康を維持する土台となります。また、日常生活で身体を動かすことは、整体などで整えた体の状態をより定着させる効果もあり、回復を後押ししてくれます。
「動くことが治療の延長になる」
――これは高齢期の健康づくりにおいて、とても大切な視点です。動くことで血流や内臓の働きが活性化され、施術で整えた状態が「日常に根付いていく」ことができます。
【まとめ|内視鏡手術でも起こる不調と整体の役割】
「内視鏡だから軽い手術」と思われがちですが、実際には
- 組織への刺激
- 筋膜や内臓の癒着
- 姿勢や呼吸の変化
- 手術への精神的なショック
など、体の深部では多くの変化が起きています。こうした目に見えにくい変化が自律神経を乱し、不眠や倦怠感、不安感などの症状として表れることがあります。
なお、現在は症状も随分と落ち着いていますが、ご本人の希望で週1回のペースで定期的に施術を継続されています。「このペースでしばらくは身体を整えていきたい」とご自身の判断で通院を続けておられます。
このように、ご自身の体調や生活に合わせた通い方を選べるのも、当院の特徴です。無理なく、ご自分のペースで回復を目指していただけます。
当院では、北九州・苅田・行橋周辺から多くの方が来院され、術後の不調や自律神経の乱れに対して専門的な整体を行っております。お困りの方はぜひ一度ご相談ください。