むくみは「夕方になると脚がパンパン」「朝起きると顔が腫れぼったい」「むくみがなど、日常生活の中で多くの方が経験する症状です。
一時的なむくみは自然に解消することもありますが、繰り返すむくみや慢性的なむくみには、体内の循環機能の低下が隠れていることがあります。整体的な視点から、むくみの原因と改善のポイントを解説します。
むくみの正体とは?
むくみは、血管やリンパ管から水分が染み出し、皮膚の下にたまった状態です。
原因は一つではなく、心機能の低下・呼吸の浅さ・背骨の動きの悪さ・生活習慣など、複数の要因が重なって起こります。
整体の視点からの「むくみの主な原因」
- 心臓のポンプ機能低下
心臓は全身に血液を送るポンプです。
現代人は心拍数を上げる運動(速歩き・ランニング・階段利用など)が減っており、
使わなければ徐々にポンプ機能が低下します。
結果として血液やリンパの流れが滞り、むくみやすくなります。
- 呼吸の浅さ
呼吸は、以下の4つの部位が連動することで全身循環を助けます。
- 小脳テント(頭の奥の膜)
- 胸郭上口(鎖骨の下)
- 横隔膜(みぞおちの下)
- 骨盤隔膜(骨盤底部)
運動不足や猫背姿勢は呼吸を浅くし、これらの部位の動きが悪くなり、むくみやすくなります。
- 背骨の歪みと血流障害
背骨まわりには非常に細かい血管が集まっています。
背骨の歪みや動きの悪さは血管を圧迫し、血液・リンパの流れを妨げます。
特にデスクワークや長時間の座位はこの影響を強めます。
- 水分とカフェインの摂り方
水分を巡らせる力が弱まっている状態で、ただ水をたくさん飲むだけではむくみます。
これは「水捌けが悪い」状態です。
さらに、コーヒー・緑茶・紅茶などカフェインの過剰摂取もむくみの原因になります。
カフェインは利尿作用が強く、尿と一緒に体内の塩分を排出してしまうため、
体は不足した塩分を補おうとスナック菓子やラーメンなど塩辛い食べ物を欲しやすくなります。
結果的に塩分過多となり、むくみが悪化します。
整体でのむくみ改善アプローチ
整体では表面的に水分を流すのではなく、
むくみの原因となっている体内機能の低下を改善することを目指します。
- 背骨・肋骨の可動性を高め、血管・神経の圧迫を減らす
- 心臓周囲を調整し、血流ポンプ機能をサポート
- 身体の4つの膜(小脳テント・胸郭上口・横隔膜・骨盤隔膜)を緩めて血液やリンパの還流を促進
むくみ改善のための生活習慣
- 週2〜3回、20分程度の有酸素運動(速歩き・階段利用など)
- 長時間の座位を避け、1時間ごとに背骨を動かす
- 水分はこまめに摂るが、一度に大量摂取は避ける
- カフェインの摂取量を見直す(1日2杯程度まで)
- 塩分・糖分・脂質を控えめにし、バランスの良い食事を心がける
- 胸式・腹式呼吸を組み合わせ、深い呼吸を行う
まとめ
むくみは「水分の取りすぎ」や「立ち仕事のせい」だけではなく、
心機能低下・呼吸の浅さ・背骨の動きの悪さ・カフェインや塩分の摂り方など複合的な要因が絡んでいます。
行橋・北九州でむくみ改善をお考えの方は、整体による循環改善と生活習慣の見直しで、
スッキリとした軽い身体を目指しましょう。