改善症例のご紹介:首の痛み(50代女性)
今回は、首の痛みで来院された50代女性の症例をご紹介します。
来院時の状態
最初は 顎の緊張が強く、その影響で首まわりの筋肉に負担がかかり、強い痛みを感じていらっしゃいました。
急に痛くなったのではなく徐々に徐々に痛くなり我慢できなくなりご来院となりました。特に思い当たることはないとのことでした。
顎や口まわりの筋肉は首と密接に関係しているため、噛みしめや食いしばりなどがあると、首や肩にまで緊張が広がりやすいのです。
施術経過
- 1~4回目
施術を進める中で首の痛みは大幅に軽減しました。しかし、左側の首の痛みが一部残っていました。
- 原因を探ると…
心臓が下方向に引っ張られており、その緊張が縦隔を通じて首にまで影響していることが分かりました。
- 5~7回目
心臓や横隔膜、胸郭まわりの調整を行うことで、首の残っていた痛みも改善。
7回目の施術が終わる頃には、ほぼ痛みを感じない状態となりました。
ポイント
心臓やその周囲(心膜)が下に引っ張られると、首や頭部にまで負担がかかり、
- 頭痛
- 首の痛み
- 自律神経の乱れ
といった症状が出てくることがあります。
「首が痛いから首だけを調整する」のではなく、身体全体をつなげて診ていくことが大切だと改めて感じる症例でした。
まとめ
- 首の痛みの原因は顎や首だけでなく、心臓や横隔膜など内臓の緊張から来ることもある
- 全身のつながりを考えて施術を行うことで、改善につながる
- 自律神経症状や頭痛でお悩みの方も、身体の奥の緊張が関わっている可能性がある
首の痛みや頭痛がなかなか良くならない方は、ぜひ一度ご相談ください。