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身体に良いことをしているのに改善しない理由

〜食に気をつかう人ほど整体の効果が出にくい?〜

 

北九州・苅田・行橋で自律神経専門の整体をしている「自律神経専門の整体サロンnatura」です。日々の生活の中で、体に良いものを選び、丁寧に暮らしている方がたくさん来られます。砂糖やお菓子を控え、添加物を避け、外食もせずお弁当を作る。
とても素晴らしい心がけです。

ところが不思議なことに、そうした方ほど整体の効果が出にくいことがあるのです。
今日は、その理由と、わたしたちが考える“ちょうどいい健康の向き合い方”についてお話しします。

 

「コントロールしすぎる」と体が緊張してしまう

 

食事を完璧に整えようとすると、

 

「これは体に悪い」

「あれは食べないほうがいい」と

常に体のことを“頭で管理”するようになります。この「管理」の意識は、実は神経を緊張させます。体は常に“間違えないように”動こうとしてしまい、交感神経が働きっぱなしの状態に。

整体で体をゆるめても、脳や神経が「まだ気を抜けない」と感じていると、そのゆるみが定着しにくくなるのです。

 

「安心よりも不安」で生きていないか

 

健康のために気をつけているつもりでも、
その根っこが「不安」だと、体は守りのモードになります。

 

「これを食べたら体に悪い」
「外食すると何が入っているかわからない」

 

こうした意識が強くなると、
体は常に“防御反応”を起こし、整体で流れを作っても閉じたままになります。本来、治癒は「安心」から始まります。少しゆるめて、「まあいいか」と思える心が
副交感神経を働かせ、体の回復を助けてくれます。

 

「自然治癒力」と「人工的管理」は反対方向

 

体は本来、自然と調整してくれる力(ホメオスタシス)を持っています。
しかし、あまりに細かく管理しすぎると、その力を発揮するチャンスを奪ってしまうことがあります。

 

「良いものを入れる」よりも
「少しのズレを許せる」体のほうが強い。

 

たとえば、たまに外食しても、「おいしいね」と笑って食べるほうが
実は自律神経は安定しやすいのです。

 

 

私たちが大切にしている“バランスの取り方”

 

私たち自身も、できるだけ体に優しい食事を心がけています。
外食をすると体調を崩すことがあるので、普段は自炊が中心です。
もう10年ほど、使う調味料は「純正のもの」を選んでいます。

ただ、決して完璧を目指しているわけではありません
マクドナルドのような外食も楽しみますし、お菓子も普通に食べます。

 

食事のバランスでいえば、

体に良いもの:体に悪いもの=7:3くらい

がちょうど良いと感じています。

 

7割は体に優しい選択をし、3割は心が満たされるものを
そのくらいの“ゆとり”が、心と体をどちらも元気にしてくれるのだと思います。

 

「良いか悪いか」を厳しく分けすぎると、
かえって神経が緊張し、体がこわばってしまいます。

けれどだいたい良い方向を意識するだけで、
体はちゃんと応えてくれるのです。

 

 

ポイントは「整える」と「楽しむ」の両立

 

食を整えることは体を思いやること。
でも、楽しむことも同じくらい体の栄養です。

 

“正しさ”だけで生きるより、
“楽しさ”と“ゆとり”を混ぜながら生きる方が、

 

自律神経は安定しやすく、整体の効果も長持ちします。

 

つまり、健康とは「制限」ではなく「調和」。
自然治癒力は、安心と余白の中でこそ働きます。

 

まとめ

 

  • 厳しい食事制限 → 神経の過緊張
  • 不安からの健康管理 → 回復を妨げる
  • 柔らかな心 → 副交感神経が働く
  • 7:3のバランスで「整える」と「楽しむ」を両立

 

食に気をつけること自体はとても良いことです。

でも、そこに「安心」と「ゆとり」があるかどうかが、体を整えていくうえで大きな鍵になります。

 

「正しい生活」より、

「安心できる生活」を。

 

整体はその“安心のスイッチ”を入れるお手伝いです。
体がゆるむことで、自然に「もう大丈夫」という感覚が戻ってきます。

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