集中治療が終わり(週1回や2週間に1回など)、月1回などで整体を長く続けていただいている方など、細く長く続けていくという時期に出る整体の効果のご紹介です。
簡単にお伝えすると「主な症状ではなく、なんとなく気になっていたものが改善した」もっとわかりやすくお伝えすると、「頭痛で来院していたけれど、冷え性や花粉症が良くなった」という、主要としていない症状が改善された、という事例です。この効果は言葉にすると「副次的効果」という表現が合っているかと思います。
整体の副次的効果
副次的効果には以下のものがあります。
1、冷え性
トップに多いのは冷え性です。手足の冷えが改善された、冬になると足が冷たくなっていたけれど今年は大丈夫だった、など末端の冷えの改善が多いです。血液を巡らせる為に必要な深い呼吸、内臓の動き、動脈や静脈の流れが改善し、末端まで血流が良くなることで得られる効果です。
2、イライラしなくなった
「小さな事でイライラしなくなりました」「前ならここで怒っていたけど今は気にならないです」「夫の顔を見る度にイライラしていたけれどそれもなくなりました」「神経質だった子供が最近は穏やかです」など、はっきりとしたきっかけがなくイライラする、というのが格段に減ったのも多いです。
現代は身体を固めてしまうストレスも多く、たくさんの人が無意識にストレスを溜めていて、その影響が頭蓋骨、脳緊張に出ています。身体が硬くなるとそれだけで疲労が溜まっている状態になり、キャパが超えると些細な事でイライラが爆発していきます。整体で身体の緊張を緩めていくと、身体の緊張が和らぎ穏やかな状態になっていきます。すると心の状態も安定していくので、些細な事でイライラしなくなっていきます。
3、美容的効果
「爪がピカピカになりました」「冬になると毎年カカトがガサガサになりますが、整体を受け出してからはガサガサにならなくなりました」「メイクのノリが違います」「顔の湿疹が出なくなった」という美容の効果もあります。前述した冷え性と同様、血流が良くなること、老廃物を排泄できる身体になることで美容効果が得られます。
「施術は続けていくと美容に繋がる」、私が新人時代に受けたクラシカルオステオパシーの講師の方が言われた言葉です。女性の副院長も今とても腑に落ちていていて、「整体が美容に繋がる」という視点を大事にしています。美容が目的になると過剰な負荷になりやすく、時として健康を害すことがありますが、健康を目的に取り組むと結果的にリスクなく美しくなれます。
4、花粉症・鼻炎の改善
いつも花粉の時期になると目がえぐられるように痒かったのが整体を受け始めてからそういえば楽になった。完全に治るというより楽になった、薬を飲まなくて良くなったなどの声が多いです。
院長は高校生の時〜30歳になるまでアレルギー性鼻炎で点鼻薬が欠かせなかったのが整体を受け出して全く出なくなりました。一年に2、3日アレルギー反応でくしゃみ、鼻水は出ますが以前に比べるとはるかに楽です。
5、レントゲン画像で骨のズレが改善した
整形外科でのレントゲンで、腰椎(腰の背骨)のズレが何年か前よりも良くなっていた、というお話もあります。何かしらのきっかけでレントゲンを撮った時などにも、こういった副次的効果が垣間見えることがあります。腰痛にお困りではないものの、ズレが改善するというのは今後のお身体の為にも、やはり嬉しい効果です。
6、ぽっこりお腹の改善
整体を続けていると背骨の柔軟性が高まる、呼吸が深くできるようになる事で体幹の筋肉(インナーマッスル)が効きやすくなりぽっこりお腹が凹みます。
また姿勢も良くなり体重は変わってないのにお腹も凹み、身長も高く見えます。
副次的効果はどのくらいで出るの?
副次的効果は集中治療が終わり、月に1回、2ヶ月に1回など、定期的にメンテナンスを受けられている方に多い効果です。数ヶ月から年単位で副次的効果を感じられています。去年の冬と今年の冬で比較されている方もいます。
整体には、比較的早く改善する症状と時間をかけてゆっくりと改善する症状があります。副次的効果は後者で、「特に気にしていなかったけれど、続けていたら改善していた」というものになります。
当院は今年で10年目を迎える年になり、おかげさまで初代の頃のお客さんがメンテナンスでお越しいただいている事も多くなり、この副次的効果の話をお聞きする機会も増えています。
2ヶ月に1回や3ヶ月に1回のペースでゆっくりと年単位で継続してくださる方には、「整体に通い始めた最初の頃のような大きな変化はないものの、何かの時に効果を感じます」という声もあり、日頃から身体を整える大切さや、私達もまた、継続することで得られる効果がどのようなものがあるのかというのを教えていただけています。
健康は一生の宝。整体を細く長く続けていくのもまた健康管理の一役だと感じています。